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歯根嚢胞・含歯性嚢胞

目次

歯根嚢胞と含歯性嚢胞について

嚢胞(のうほう)とは、体の中にできる袋状のできもので、中に液体や半固形物が溜まっています。お口の中にできる嚢胞にはいくつかの種類がありますが、最も多いのが歯根嚢胞と含歯性嚢胞です。

歯根嚢胞は、歯の根の先にできる嚢胞です。虫歯が進行して神経が死んだり、根管治療後に細菌感染が起こると、根の先に炎症が生じ、徐々に嚢胞が形成されます。放置すると大きくなり、周囲の骨を溶かしていきます。

含歯性嚢胞は、骨の中に埋まったの歯(埋伏歯)の周囲にできる嚢胞です。特に親知らずの周囲に発生することが多く、自覚症状がないまま徐々に大きくなることがあります。

どちらも良性ですが、放置すると周囲の組織に悪影響を及ぼすため、適切な治療が必要です。

歯根嚢胞の症状と原因

症状

  • 初期段階

    歯根嚢胞は初期には自覚症状がほとんどありません。歯科検診でレントゲンを撮った際に偶然発見されることが多いです。レントゲンでは、歯の根の先に黒い影として映ります。

  • 進行した段階

    嚢胞が大きくなると、歯茎が腫れて押すと痛みを感じたり、噛むときに違和感や痛みがあります。歯茎にニキビのようなできものができ、そこから膿が出ることもあります。嚢胞が感染すると顔が腫れることがあり、骨が大きく溶けた場合には歯がグラグラすることもあります。

原因

  • 虫歯の進行

    虫歯が深く進行し、歯の神経まで達すると、神経が死んでしまいます。死んだ神経に細菌が繁殖し、根の先に炎症が起こります。この炎症が慢性化すると、嚢胞が形成されます。

    虫歯治療について詳しくはこちら >
  • 根管治療後の再感染

    過去に根管治療を受けた歯でも、根の中に細菌が残っていたり、再び感染したりすると、根の先に嚢胞ができることがあります。治療から何年も経ってから発生することもあります。

    根管治療について詳しくはこちら >
  • 外傷

    歯を強くぶつけたことにより、神経が死んでしまい、その後嚢胞ができることがあります。

    外傷について詳しくはこちら >

含歯性嚢胞の症状と原因

症状

  • 無症状のことが多い

    含歯性嚢胞は、自覚症状がないまま徐々に大きくなることが多いです。歯科検診でのレントゲン撮影や、親知らずの診査の際に偶然発見されます。

  • 嚢胞が大きくなった場合

    大きくなると顎が腫れたり、顔が非対称になったりすることがあります。顎を押すと硬いしこりを感じることもあります。嚢胞が歯を押すことで歯並びが悪くなることがあり、感染すると痛みや腫れが生じます。

原因

含歯性嚢胞は、歯が骨の中に埋まったまま生えてこない場合に、その歯の周囲にできます。最も多いのは親知らずの周囲ですが、犬歯や小臼歯など、他の歯でも発生することがあります。

嚢胞の発生メカニズムは完全には解明されていませんが、歯を作る組織の一部が残り、それが嚢胞に変化すると考えられています。

親知らずについて詳しくはこちら >

当院の口内炎・エプーリス治療における特徴

CTによる精密診断

嚢胞の治療では、術前の正確な診断が非常に重要です。当院では歯科用CTを導入しており、嚢胞の大きさ、位置、広がり、周囲の神経や血管との関係を三次元的に詳しく把握できます。

通常のレントゲンでは二次元的な情報しか得られませんが、CTを使用することで、嚢胞が実際にどこまで広がっているか、手術時に注意すべき神経や血管の位置を正確に把握できます。これにより、安全で確実な手術が可能になります。

口腔外科の専門知識を活かした治療

歯根嚢胞や含歯性嚢胞の摘出には、外科的な知識と技術が必要です。当院には口腔外科の専門知識を持つ歯科医師が在籍しており、大学病院レベルの外科処置を院内で行うことができます。

嚢胞が大きい場合や、神経に近い場合など、難易度の高い症例にも対応しています。他院で大学病院への紹介が必要と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください。

可能な限り歯を残す治療

当院では、可能な限り歯を残すための治療を優先します。まずは根管治療を行い、それでも改善しない場合は歯根端切除術を検討します。歯の保存が困難な場合のみ、抜歯をご提案します。

根管治療について詳しくはこちら >

痛みや腫れを抑えた治療

外科処置の際は局所麻酔を使用しますので、処置中の痛みはほとんど感じません。当院では表面麻酔や極細の針、電動注射器を使用し、麻酔注射の痛みも最小限に抑えています。

また、麻酔液をゆっくりと注入することで、組織へのダメージを最小限にし、術後の痛みや腫れも軽減しています。炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)も活用し、止血や消炎効果を高めています。

病理検査による確定診断

摘出した嚢胞は、必ず病理検査に提出します。ほとんどの場合は良性ですが、まれに悪性の腫瘍や、他の疾患が隠れていることがあります。病理検査により確定診断を行い、適切な治療につなげます。

病理検査・口腔内細菌検査について詳しくはこちら >

治療方法

歯根嚢胞の治療

  • 1. 根管治療

    まずは根管治療を行い、根の中の感染源を取り除きます。根の中をきれいに洗浄・殺菌し、薬を詰めます。小さな歯根嚢胞であれば、適切な根管治療により自然に消失することがあります。

    根管治療で改善が見られない場合や、嚢胞が大きい場合は、外科的な処置を検討します。

    根管治療について詳しくはこちら >
  • 2. 歯根端切除術

    歯茎を切開して骨を削り、根の先端部分と嚢胞を一緒に摘出します。根の先端を数ミリカットし、密封することで、再感染を防ぎます。歯を抜かずに嚢胞を取り除けるため、歯の保存が可能です。

  • 3. 抜歯と嚢胞摘出

    歯の状態が悪く、保存が困難な場合は抜歯と同時に嚢胞を摘出します。抜歯後は必要に応じてインプラントやブリッジ、入れ歯で歯を補います。

    インプラントについて詳しくはこちら >

含歯性嚢胞の治療

  • 嚢胞摘出と抜歯

    含歯性嚢胞の治療は、嚢胞と原因となっている埋伏歯を一緒に摘出することが一般的です。歯茎を切開して骨を削り、嚢胞と埋伏歯を取り出します。摘出後は傷口を縫合します。

  • 開窓術(大きな嚢胞の場合)

    嚢胞が大きい場合は、一度に全部を摘出すると神経損傷のリスクが高まります。このような場合、まず嚢胞に穴を開けて内容物を排出し、嚢胞を徐々に縮小させてから摘出する「開窓術」を行うこともあります。

治療の流れ

  1. 1カウンセリングと精密検査

    まずは症状やお悩みをお伺いします。痛みや腫れの有無、いつ頃から症状があるかなどを確認します。その後レントゲンやCT撮影を行い、嚢胞の大きさや位置を詳しく調べます。

  2. 2診断と治療計画の説明

    撮影した画像をモニターに映し出し、嚢胞の状態をわかりやすくご説明します。どのような治療が必要か、歯を残せる可能性はどの程度か、手術の内容、リスクなどについて詳しくお伝えします。

  3. 3根管治療(歯根嚢胞の場合)

    歯根嚢胞で歯を残せる可能性がある場合は、まず根管治療を行います。数回の通院で根管を清掃し、経過を観察します。改善が見られれば、外科処置は不要になります。

  4. 4外科的摘出

    根管治療で改善しない場合や含歯性嚢胞は、外科的に嚢胞を摘出します。局所麻酔を行い、歯茎を切開して嚢胞を露出させます。嚢胞を丁寧に剥離して摘出し、必要に応じて歯根端切除や抜歯も行います。摘出後は傷口をきれいに縫合します。

    手術時間は嚢胞の大きさによりますが、30分〜1時間程度が一般的です。

  5. 5術後の管理

    術後の注意事項をご説明します。手術後は、痛み止めや抗生物質を処方します。軽い痛みや腫れが出ることがありますが、通常は数日で落ち着きます。

  6. 6抜糸と経過観察

    1〜2週間後に抜糸を行います。傷口の治り具合を確認し、問題がなければ経過観察に移ります。摘出した嚢胞の病理検査の結果もお伝えします。

    大きな嚢胞の場合は、骨が再生するまで数ヶ月〜1年程度かかることがあります。定期的にレントゲンやCTで確認し、骨の再生状況を観察します。

治療後の経過と注意点

術後の経過

手術後2〜3日は軽い痛みや腫れが出ることがあります。痛み止めを服用することで、日常生活に支障はありません。大きな嚢胞を摘出した場合は、1週間程度腫れが続くこともあります。

食事の注意点

抜糸までは、柔らかく刺激の少ない食事を心がけてください。熱いものや辛いもの、硬い食べ物は避けましょう。手術した側では噛まないようにしてください。

歯磨き

手術部位は優しく磨くか、あるいは避けて磨いてください。処方されたうがい薬で、優しく口をすすぎます。強くうがいをすると、傷口が開くことがあるので注意が必要です。

再発の可能性

適切に嚢胞を摘出し、原因を取り除くことで再発率は低くなります。ただし、根管治療を行った歯では、再び感染が起こると嚢胞が再発する可能性があります。定期的な検診で経過を観察することが大切です。

定期検診について詳しくはこちら >

よくある質問

Q根管治療だけで治ることはありますか?
A小さな歯根嚢胞であれば、適切な根管治療により自然に縮小・消失することがあります。まずは根管治療を行い、経過を観察します。改善が見られない場合は、外科的な処置を検討します。
Q手術は痛いですか?
A手術中は麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じません。術後に軽い痛みが出ることがありますが、痛み止めを服用することで日常生活に支障はありません。
Q入院は必要ですか?
Aほとんどの場合、日帰りで治療できます。非常に大きな嚢胞や、全身麻酔が必要な場合は、大学病院での入院治療をご提案することもあります。
Q手術後、仕事や学校は休む必要がありますか?
A簡単な嚢胞摘出であれば、翌日から通常通りの生活が可能です。大きな嚢胞や、複雑な手術の場合は、2〜3日安静にすることをおすすめします。
Q再発することはありますか?
A適切に摘出すれば、再発率は低くなります。ただし、根管治療を行った歯が再び感染すると、新たに嚢胞ができる可能性があります。定期的な検診で予防しましょう。

大崎リンク歯科・口腔外科・矯正歯科では、歯根嚢胞や含歯性嚢胞の精密な診断と治療を行っています。レントゲンで嚢胞を指摘された方、歯茎の腫れが気になる方は、お気軽にご相談ください。品川区大崎駅から徒歩5分、土日診療も行っています。

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